タイ人はタイ語の文字を、コーカイと呼ばれる表で覚えます。ただ宗教用語も多いコーカイは日本人にはハードルが高く、途中で挫折する方も少なくありません。そこでお勧めしたいのが中島マリンさんの「挫折しないタイ文字レッスン」です。著者の中島マリンさんはタイ人と日本人のハーフで、タイ語と日本語ともにネイティブです。早稲田大学を卒業後は国際会議通訳や司法通訳などを務め日本語のあいうえおで、タイ文字を学なびという画期的な方法を編み出しました。
著者の宮本マラシーさんはバンコクで生まれ、1977年にチュラーロンコーン大学を卒業します。その後日本国費留学生として大阪大学に留学し、1985年に大阪大学の大学院を終了します。2003年からは大阪外国語大学の、外国語学部でタイ語専攻教授を勤めています。この教本は宮本マラシーさんが大阪外国語大学で、実際に使ってきた各種のテキストを整理したものです。上級者向けでタイ語の長文には、日本語の対訳がなくやや難解です。ただタイ語のイディオムの例文も多く、お勧めのタイ語教本です。
著者のスィリラックさんはチュラロンコン大で日本語を学び、7年半の日本への留学の経験があります。「目指せ!タイ語の達人」はもともとタイ人向けの日本語教本ですが、200のイディオムが各4つの例文が日本語で紹介されています。各イディオムごとに4つの例文なので、全部で800の例文が書かれています。CDは付属で付いていませんが、マンゴサービスでは全ての例文をタイ語の音声ファイルにしています。生徒さんには無料で配布しています。